これからプリンターを購入したいと考えている人は、製品の違いについて知っておきましょう。レーザープリンターとインクジェットプリンターを紹介します。それぞれの違いについても紹介しているので、製品選びの参考にしてください。また、トータルコストも計算しておくと、予算の範囲内で購入できるでしょう。
レーザープリンターとは
こちらは、オフィスで使用されることが多くなっています。プレゼン資料を印刷するときなどにおすすめです。
高品質で高速に印刷できる
こちらは、コンピュータなどに接続して印刷するものです。高品質で高速に印刷できるので、オフィス向けの製品が多く開発されています。動作音も静かなので、オフィスで勤務していても、機械音に悩まされることが少ないです。
製品の特徴
モノクロ印刷をするときは、黒色のトナーが使用されます。カラー印刷をするときは、3種類の原色のトナーが使用されます。本体価格は安く設定されていることがほとんどですが、トナーなどの消耗品の価格が高くなっています。
しかし、消耗品を購入しなければ印刷できないので、お得にまとめ買いができるようにするなどの工夫を施して、経費を削減しましょう。また、消費電力が大きいので、レーザープリンターを使用していないときは電源を切るなどの節電が有効です。
トナーとは
モノクロプリンター用のトナーは黒色のみです。そのため、モノクロ印刷のみ行うときは、ほかのトナーを購入する必要はありません。カラー印刷もできるレーザープリンターでは、シアン、マゼンタ、イエローの3色のトナーも使用します。
トナーカートリッジとは
トナーを収めたプラスティックなどで作られている容器を指します。業者が使用済みのトナーカートリッジを回収して、再びトナーを充填して販売されることが多いことが特徴です。
オフィスでは、使用済みのトナーカートリッジを回収ボックスなどに入れて、業者が定期的に回収する場合があります。また、メーカー以外の業者が、使用済みのトナーカートリッジを回収して、再びトナーを充填して格安で販売するケースもあります。
インクジェットプリンターとは
こちらは、家庭用の製品として最も広く普及しています。小型サイズの製品が多く販売されているので、場所を取りません。
最も広く普及している
こちらは、プリンターの1種で、コンピュータなどに接続して印刷します。最も広く普及している製品です。家庭用として普及しているのが特徴で、モノクロ印刷とカラー印刷の両方に対応しています。
家庭用の製品としてだけではなくオフィスでも使用されている
インクジェットプリンターは、1980年代から普及するようになりましたが、近年は印刷のスピードが速くなるだけではなく、品質も高くなりました。
そのため、家庭用の製品としてだけではなく、オフィスでも使用されるようになっています。こちらは、値段が安くて、軽量かつ小型なので、場所を取らずに利用できます。インテリアを阻害することにもならないでしょう。
インクジェット専用紙とは
こちらは、インクジェットプリンターで印刷するのに適した用紙を指します。滲みにくくなっていることが特徴です。
インクジェット複合機とは
国内で販売されているインクジェットプリンターは、さまざまな機能を搭載した複合機モデルとなっています。
Faxやイメージスキャナなどの機能が備え付けられているので、それぞれ単体で購入するよりも、費用が抑えられるメリットがあります。また、パソコンを介さずにカラーコピー機として使用できるなど、1台でさまざまな使用方法があります。
レーザープリンターとインクジェットプリンターの違い
それぞれの違いを見ていきましょう。自分の目的に合わせて製品を選択してください。
印刷方法の違い
トナーパウダーを熱で用紙に定着させる方法が、レーザープリンターです。液体のインクを用紙に噴射させる方法が、インクジェットプリンターです。
得意な印刷の違い
くっきり印刷するのが得意なのが、レーザープリンターです。繊細な色やコントラストを表現するのが得意なのが、インクジェットプリンターです。
おすすめの用途の違い
オフィスで使用するプレゼンテーション資料などを印刷するときは、レーザープリンターがおすすめです。文字がはっきり見えるからです。色彩豊かな写真などをプリントしたいときは、インクジェットプリンターがおすすめです。年賀状や結婚式の写真などを作成したい人に適しています。
消費電力の違い
レーザープリンターの方が消費電力は大きく、インクジェットプリンターの方が消費電力は少なくなっています。
サイズの違い
小型サイズから大型サイズまで幅広く対応しているのが、レーザープリンターです。家庭用のインクジェットプリンターは、小型サイズのものが多く販売されています。
まとめ
製品選びに迷ったときは、口コミや評価も参考にしてみましょう。また、初期費用だけではなくイニシャルコストも考慮しておきます。そして、プリンターにどのような機能を求めているのか明らかにすると、購入したい製品が見つかりやすいです。これまでの生活をより便利にしてくれる製品を購入できるように、カタログなどに目を通してください。